↓こちらは昨日の生駒道場少年クラス。
小学5年生の女の子が体験に来てくれました。
稽古は基本⇒型⇒補強⇒ミットを行いました。
↓生駒道場合同クラス。
30代の男性の方が入会してくれました。
稽古は基本⇒型の分解⇒型⇒ミット⇒受け返しを行いました。
↓今日の桜井道場合同クラス。
幼年クラス、少年クラスの写真は撮り忘れです^^;
幼年クラスには3歳と5歳の男の子が体験に来てくれました。
基礎体力&運動能力向上のトレーニングを中心に楽しみながら稽古しました。
少年クラス、合同クラス、一般クラスは前半は型、後半はミット、組手を中心に行いました。
↓一般クラスは2名でした。
テスト期間中は、合同クラス、一般クラスが寂しいです^^;
ここから先、かなり長くなりそうなので興味のある人だけ読んで下さい^^;
さて、審査会の直前になると皆が審査を受けたい!受けたい!と言って来ますが、明らかにやる事やってないのに受けたいと言ってくる人が何人もいます。
頑張ってもなかなか組手が強くならない人っていうのはいると思います。
でも、補強は毎日コツコツと練習していれば絶対にできるようになります。
うちの道場では、少年部の審査前の課題として補強がありますが、「腕立て伏せ」と「腹筋」を、
白帯⇒5回。
オレンジ帯、あずき帯⇒10回。
水色帯、青帯⇒15回。
黄色帯、紫帯⇒20回。
※ただし、腕立て伏せは正確に深く曲げ伸ばしができる事。
という風に少しずつ増やしています。
これは黒帯を取るまでの間に50回正確にできるようになる事を目標として課題としています。
これが出来ない人が意外とたくさんいます。
青帯を巻いている人は、前回の審査を受験する時は正確に15回できたから青帯なんです。
次回の審査までに20回できるようになる事がそんなに難しい事でしょうか?
型も帯に応じて課題の型と、その中の動作や姿勢などの課題(3~4つ)があります。
例えば、オレンジ帯の人の課題は大極その3。
そして動作の課題は4つ。
1.突きは正中線(体の中心線)の前に出す事。
2.引き手を胸の位置に正しく引く事。
3.内受けを脇の下から出す事。
4.下段払いは耳の横から、引き手は股の間から引く事。
これが出来た人があずき帯になっているはずなのですが、次の帯になるための課題の練習をしようとすると、上の4つが出来ていないために、またオレンジ帯の課題からやり直さないといけない人が結構な数いてます。
これではいつまでたっても次に進めません。
一度できた事、身に付いたものは絶対に無くさないようにして下さい。
課題としては補強と型があり、審査を受けるためには、これが出来る事が最低限の条件です。
ここに、普段の稽古態度や気合い、やる気、礼儀、試合経験、年齢などが加味されて受験可能か判断します。
黄緑帯を取るまでは、この課題が明確に決まっています。
これは文章化することはありませんが、道場の稽古の中で何度も説明しています。
なかなか審査を受けられるようにならない人もいますが、かわいそうだからといって中途半端な状態で帯を上げてしまうと、その先の壁が大きくなりすぎて越えられなくなってしまいます。
人によって壁にぶち当たる時期は違います。
黄色帯までスムーズに進んでいける人もいれば、あずき帯からなかなか上にいけない人もいます。
でも最初の壁をしっかり突破して次に進めた人は、次の壁も乗り越えられます。
こういう思いがあって、決して無理のない範囲で課題を課しています。
最後に、なぜ審査の課題を文章化しないかというと、黒帯までに一番養わなければいけない能力は「学び方」「学ぶ力」だと思っているからです。
黒帯は空手のスタートライン。
先生から教えてもらうだけでは無く、自ら積極的に学ぶという事が大切になります。
人から物を教えてもらうための姿勢は本当に大切です。
この姿勢を昇級を通じて身に付けていかなければいけません。
「お金を払ってるんだからしっかり教えろよ!」
では絶対に強くなれません。
私自身も自分が知りたい事や、教えて欲しい先生がいたら、どんなに遠いところにでも習いに行きますし、可能な範囲でお金も捻出します。
(別に「俺にもっと金よこせ!」って言ってるわけじゃ無いですよ笑)
本当に知りたい事や身に付けたい技術を学べる機会って、めっちゃめちゃ貴重です。
学ぶ力のある人は、教える立場の人に「こいつにもっと教えたい!もっと高いところまで連れていってあげたい!」と思ってもらえます。
これって何も空手だけの話では無く、成功する人っていうのは例外なく学ぶ力のある人だと思います。
まあ、自分自身物心ついたのが高校卒業してからといっても良いぐらい何も考えてない子供だったので、人の事をとやかく言えるような人間ではありませんが、今は極真館の支部長として立派な黒帯を育てるために試行錯誤の最中です。
馬鹿がバレるので、長文を書くのはなるべく控えていますが、私の昇級に対する考え方はこんな感じです。
決して意地悪で審査を受けさせないようにする事はありませんので、保護者の皆さんにはご理解とお子さんへのフォローをお願います。